生理不順
婦人科
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生理がこない
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生理が短い・長い
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生理周期がバラバラ
正常な生理とは?
生理周期が25~38日で、ずれがある場合も1週間くらいの場合はほとんどが問題ありませんが、年に一度は超音波検査で子宮と卵巣に異常がないか確認をしましょう。
初潮から数年は8割程度の方が生理不順です。
10歳代は、身体がまだ成熟していないため、生理が不安定でもそれほど心配ありません。
20歳代前半になると生理周期が規則的になっていきます。
生理不順、いつ受診したらいい?
20代以上の生理不順は、早めの検査をおすすめします。
今月だけ生理が1週間程、遅れている場合
健康な方でも1週間程遅れることがあるため、あまり心配はありません。
ただし、妊娠の可能性が少しでもあったら市販の妊娠検査キットで調べてみましょう。
妊娠検査キットで陽性になったら、できるだけ早く受診してください。
生理不順が続く場合や、生理が来なくなってしまった場合には婦人科受診が必要です。
生理周期が不規則なことが多い場合
大きな問題がない場合が多いですが、婦人科を受診しましょう。
3ヵ月以上、生理がないことがある場合
ホルモンバランスが乱れている可能性があります。
年齢に関わらず早めに婦人科を受診しましょう。
過度の運動やダイエットで生理がこなくなった場合
年齢に関わらず早めに婦人科を受診しましょう。
生理不順で考えられることは?
子宮や卵巣、女性ホルモン、甲状腺ホルモン、脳下垂体ホルモンに異常を認める可能性があります。
女性ホルモンの分泌バランスが乱れると・・・
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子宮体癌のリスクが上昇
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骨折しやすくなる
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脳梗塞や心筋梗塞リスクが上昇
3ヶ月以上続く無月経で、エストロゲンの分泌が過剰な場合、子宮内膜が増殖を続けるため子宮体癌のリスクが上昇します。
女性ホルモンは骨粗しょう症や脂質異常症の発症リスクを低下させて女性の身体を健康に保つ役割を持っているため、6ヶ月以上続く無月経の場合、エストロゲンの分泌が少ないと骨粗鬆症・脳梗塞・心筋梗塞リスクが上昇してしまいます。
ダイエットや過度の運動で生理が来ない、更年期で早期に生理が止まったなども含まれます。
どんな検査をしますか?
経膣超音波検査や採血を行います。
経膣超音波で子宮や卵巣の状態を確認します。
採血で女性ホルモンや甲状腺ホルモンを確認します。
※性交経験がない、内診が苦手な方は検査内容をご相談ください。
どんな治療をしますか?
低用量ピルなどの女性ホルモンによる治療を行うことが多いです。
生理不順の原因や妊娠の希望があるかどうか、生理不順以外のお悩み(例えば、生理痛、不正出血、月経前症候群など)があるかどうかで適したお薬が変わります。
お一人おひとりに合わせたお薬をご提案いたします。
費用の目安を教えてください。
初診料
約900円
経腟超音波
約1,600円
※保険で3割負担の場合